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中国MEE POPs条約の追加候補物質について意見募集を

 2022年3月5日、中国生態環境部(MEE)がPFHxSとその塩及びPFHxS関連化合物を「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)」(以下、「ストックホルム条約」という)に追加することに対する修正提案について、意見募集を開始しました。意見募集期間は2022年3月25日までとなります。

 残留性有機汚染物質(POPs)の国際規制を図るストックホルム条約は2001年5月22日に採択され、中国は2004年11月11日に当該条約に加入しました。当初、附属書A(廃絶)、附属書B(制限)と附属書C(非意図的生成物)に収載された12のPOPsについては、排出削減などが求められましたが、他のPOPsの追加が可能にあるため、締約国会議(COP)決定により附属書A・B・Cが改正されました。現時点で、当該条約には30のPOPsが収載されています。

 2022年6月に開催される第10回締約国会議(COP10)の第2部の会議において、特定の免除を伴わずにPFHxSとその塩及びPFHxS関連化合物をPOPs条約の附属書Aへ追加することが審議される予定です。そして、物質の識別を促進するため、PFHxSとその塩及びPFHxS関連化合物に関する例示リストの作成および定期更新も行われる見込みです。

羅 雪純(ラ セツジュン)
ChemLinked Japan編集
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