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台湾 新たに3000種の危害物質GHS分類参考一覧表を公表

 2017年3月7日、台湾労働部職業安全衛生署(OSHA)が新たに3000種の危害物質GHS分類参考一覧表を公表しました。

 ご存知のように、台湾は2016年1月1日から、GHS制度を全面的に導入することになりました。一方、台湾当局が中文のSDS参考例を作って、数多くの中小企業をサポートする方針も示しました。とは言え、短時間で、中文のSDS参考例を当局により大量に制作することも現実ではありません。

 その背景もあって、当局は一部危害性又は製造/輸入量の高い物質を優先的にSDS参考例を作り、その他の物質は「GHS危害分類参考一覧表」という形でまとまり、企業に提供するこというやり方にしました。(台湾OSHA-GHSデータベースに現在4,600種の物質のSDS参考例ををPDFファイルの形で提供しています。詳しくはこちらのリンクをアクセスしてください。http://ghs.osha.gov.tw/CHT/intro/search.aspx

 本サイト以前も報道したように、台湾は2016年の1月に、GHS分類参考一覧表を更新し、収録した物質が6,000種類に登りました。今回公表した3,000種の危害物質は前回とは別で、つまり、今回の公表により、既に合計9,000種の物質が一覧表に収録されました。

 「GHS危害分類参考一覧表」の情報元は以下2つにあります。

  • EU-ECHAのホームページに収録されている化学物質の分類結果;

  • その他の国際化学物質情報サイトのデータベースに収録されている化学物質の分類結果。

 

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