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シンガポール 標準SS 586:2014を実施開始


 シンガポール化学品標準委員会(Singapore Chemical Standards Committee)は2014年2月7日、「危険化学品及び危険物品に関わる危害情報伝達に関する標準」(Specification for hazard communication for hazardous chemicals and dangerous goods SS 586:2014)を公布、即時に発効しました。「化学品の分類及び表示に関する世界調和システム」(GHS)第四版に基づき、新たな標準は旧版をベースに一部改正しました。

 新たな標準は以下の三つの部分から構成されています:

 第一部分:危険物の運輸及び貯蔵。本部分は危険物の分類及び表示に関する情報やガイドラインが含まれています。新標準は危険品の輸送と貯蔵について、「緊急対応」に関わる表示の基準を一部改正しました。一方、本標準はシンガポール国内における陸路輸送のみに適用されており、海運及び空運は本標準の対象範囲から除外されているため、ご注意ください。

 第二部分:シンガポールの「化学品の分類及び表示に関する世界調和システム」に対する対応及び改編。新標準は、シンガポールにおける一部の危険性分類の濃度限界値、容器及び作業場所の表示基準、育成訓練に関する基準が追加されました。

 第三部分:SDS作成基準。本部分は「オゾン層に対する有害性」及び「吸引性呼吸器有害性区分1」に関わる危険有害性及び分類について更新を行いました。第二部分と第三部分はシンガポールにおけるGHS及びSDSの実施に向けたガイダンスとなります。

欧陽結清
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