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シンガポール LC-PFCAおよびMCCPをEPMAの下で有害物質として規制

 2025年1月31日、シンガポールの持続可能性環境省(MSE)は、「1999年環境保護管理法(別表第2改正)命令 2025(S 85/2025)」および「環境保護管理(有害物質)(改正)規則 2025(S 86/2025)」を公布しました。これらの規則は2025年8月1日に施行されます。

 LC-PFCAおよびMCCPは、2025年にストックホルム条約の附属書A(廃絶)への掲載が推奨されています。シンガポールはこの国際条約の締約国であるため、国家環境庁(NEA)はこれらの化学物質に対し事前に規制を導入することを提案しています。これらの規則に基づき、LC-PFCAおよびMCCPは環境保護管理法(EPMA)および環境保護管理(有害物質)規則(EPM(HS)規則)の下で有害物質として規制されます。企業は、NEAから有害物質ライセンス(HSライセンス)を取得しない限り、これらの化学物質を輸入、輸出、製造、販売することはできません。また、保管や使用にはNEAの有害物質許可(HS許可)が必要です。実行可能な代替品がない特定の用途については、追加の評価後に限定的な免除が認められる可能性があります。

 さらに、水銀を含む一部の製品について、その名称および適用除外が更新され、新たに水銀添加製品に関する項目がEPMAの別表第2に追加されました。これにより、2025年8月1日以降、シンガポールではほとんどの水銀添加製品の製造、輸入、輸出が禁止されます。

対象となる化学物質および製品のリストはこちらからご確認することができます。

杜業翔(ト ギョウショウ)
REACH24H杭州本社 法規制コンサルタント/Chemlinked Japan編集
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