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カナダ ハロゲン化アルキルグループのスクリーニング評価およびリスク管理の範囲について意見募集を

 カナダでは「1999年カナダ環境保護法(CEPA 1999)」に基づき、人や環境に有害な化学物質の特定・規制を迅速に実施するため、2006年12月、4,300種類の優先物質を対象とする化学物質管理計画(CMP)が策定されました。現在進行中の「CMP第三段階リスク評価」では、約1.550の化学物質が含まれています。 

 そういう背景の中、2022年3月5日、カナダ政府はCMPに基づき、「CMP第三段階リスク評価」の対象物質であるハロゲン化アルキルグループ(Alkyl Halides Group)のスクリーニング評価、及びその内の1―ブロモプロパン(1-Bromopropane)のリスク管理の適用範囲に関する草案を公開し、2022年5月4日まで60日間の意見募集を開始しました。

 詳細は以下となります。

物質群CAS番号物質名リスク管理の適用範囲「CEPA 1999」第64条の基準に合致今後の行動
ハロゲン化アルキルグループ
(Alkyl Halides Group)
74-96-4ブロモエタン
(Bromoethane)
/合致しない/
75-00-3クロロエタン
(Chloroethane)
/合致しない/
106-94-5a1―ブロモプロパン
(1-bromopropane)
シリコーン離型剤、電子機器洗浄スプレーや自動車用エアコン(A/C)ラッシュ等の特定の消費者製品における1―ブロモプロパンへの吸入暴露程度を減らす合致するリスク管理の適用範囲
156-60-51,2-ジクロロエチレン
(Trans-1,2-dichloroethene)
/合致しない/
羅 雪純(ラ セツジュン)
ChemLinked Japan編集
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