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黄埔税関 有害物質含量が不合格の輸入塗料を押収

 近日、黄埔税関に所属する新沙税関が、2件の有害物質含量が基準を超える輸入塗料を連続で検出し、税関は関連規定に従って「検査検疫処理通知書」を発行しました。そして、この2件の商品は積み戻されました。

 税関は現場でこの2件の塗料を検査し、試験のために研究所に送りました。そして、グリコールエーテルとエーテルエステルの合計含有量、及び多環芳香族炭化水素の合計含有量がそれぞれに基準を5倍と17倍上回っていたことがわかりました。中国国家強制性標準「工業保護塗料中の有害物質制限量」(GB 30981-2020)の要件を満たしていないため、新沙税関は関連規制に従ってこの2件の塗料に対して積戻し通知書を発行し、積戻し手続きの実施も企業に要求しました。

 GB 18581-2020 木製品塗料中有害物質制限量、GB 38468-2019 室内フロア塗料中有害物質制限量、B 33372-2020 接着剤揮発性有機化合物の制限量、GB30982-2014 建築用接着剤有害物質制限量、GB 24409-2020 自動車塗料中有害物質の限度などの国家強制性標準はすでに2020年12月1日に発効されました。そして、新標準ではVOC含有量と有害物質含有量の要件はほぼ全部更新されたため、関連輸入業者は輸入リスク及び予想外の損失を回避するために、事前に標準要件を確認して準拠する必要があります。また、有害物質含量が基準を超える塗料は人体への健康リスクを減らすために、税関が輸入塗料の検査と監督を引き続き強化することを予測できます。

 

呉権升
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