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韓国 殺生物物質承認に関するオンラインプラットフォームが運転開始

 殺生物物質に関するK-BPR 承認用オンラインプラットフォームは高い期待が寄せられており、ようやく開通状態となりました。締め切りが近づいているので、殺生物物質グループ1に該当する企業としては、可能の限り速やかに文書を提出することをお勧めします。

 2021年6月25日、韓国環境産業技術院(KEITI)が「生活化学製品及び殺生物剤の安全管理に関する法律(K-BPR)」による殺生物物質の承認用オンラインプラットフォームをオープンしました。このプラットフォームは、文書の提出及び登録者とのコミュニケーションを促進することを考慮して設けられました。

 K-BPRに基づき、殺生物物質の場合は、事前登録または後期事前登録を完了すれば、製造或いは輸入に携わる者が正式登録まで最大10年の猶予期間を獲得することができます。これらの殺生物物質は、関連の登録締切に応じて、四つのグループに分類されています。消毒剤、除藻剤、殺虫剤及び駆除剤などを含めるグループ1の殺生物物質については、2022年12月31日に承認の締切を迎えることになります。

 同じ殺生物物質の承認を取得しようとする企業の場合は、猶予期間のうちに共同提出に向けたコンソーシアムを構築する必要があります。まず、一人の先導登録者はオンラインで文書を提出します。そして、評価を開始する権限が付与された後、他の共同登録者は各自の文書を提出することが可能です。韓国環境部(MoE)が評価報告書(一次)を発表するには、最大で一年の時間を要する見込みです。評価結果に問題があれば、登録者は30日の間に、K-BPRに基づく委員会のプラットフォームを通してアピールを申し立てることができます。委員会は評価報告書をさらに検討します。それを踏まえて、韓国環境部(MoE)は承認するかどうかを最終決定することになります。

 承認申請から承認取得までは、最大で18か月かかることが予想されます。このことから考えて、グループ1の殺生物物質に対する潜在登録者が出来るだけコンソーシアムに参加し、文書を準備すべきです。

羅 雪純(ラ セツジュン)
ChemLinked Japan編集
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