韓国 K-REACH登録又は届出の免除対象物質を指定へ
2018年10月12日、韓国環境部(MoE)が「公告第2018-764号---登録又は届出免除化学物質告示改正<案>」で、来年1月1日から発効する予定の「K-REACH改正」に基づく登録または届出の免除対象物質を発表しました。意見募集期間は今年10月末となります。
各国の化学物質管理制度の中、管理の対象外となるものを必ず何らかの形で指定しています。韓国も例外ではありません。今回発表された免除対象物質は二つの付録に分かれています(ダウンロードはこちら)。付録1は非活性気体・水・デキストリン・グリセリドなど40の物質が含まれています。一方、付録2は下記のように、8種類の物質グループを指定しています。
- 不純物;
- 副産物;
- 自然に存在する物質。例えば、鉱物・ガラス・液化石油ガス・セメントクリンカーなど;
- 天然資源から得られる物質。例えば、動植物の脂肪/脂/ワックス・脂肪酸(C6~C24)・グリセロールなど;
- アミノ酸及びその塩類、糖類;
- DNA またはRNAを構成する塩基(nucleobase)、塩基と糖が結合したヌクレオシド(nucleoside)、塩基、糖とリン酸が結合したヌクレオチド(nucleotide);
- 堆肥及びバイオ燃料(バイオエタノール、バイオディーゼル、バイオガスなど);
- 水素及び酸素。
* 上述した8種類の化学物質グループの水化物も登録または届出の免除対象となります。