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【短信】欧州連合 EU 全体の施行プロジェクトで認可義務の履行状況は?

 EU施行フォーラムは2021年に第9次EU全体の施行プロジェクト(REF-9)を実施し、「認可対象物質リスト(REACH規則附属XIV)」収載対象となる高懸念物質(SVHC)の関連認可義務の履行状況に重点を置いて検査を開始しました。その結果は2023年3月8日に公表されました。 

 欧州化学品庁(ECHA)によると、対象SVHCの川下ユーザー、特に中小企業の大部分はリスク管理のための認可義務を果たしている一方、次に掲げる問題点を示し、特定の認可要件の遵守レベル改善の余地があります。それに対し、REF-9期間中に実施された強制措置には、助言文書と行政命令の他、罰金や刑事告訴なども含まれています。

  • 検査された認可対象物質の20%の場合、川下ユーザーはその用途をECHAに届出なかった;

  • 検査された物質の35%の場合、認可の決定で指定された運用条件・リスク管理・監督上の措置に関する情報をサプライチェーンに沿って伝達しなかった。

羅雪純
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