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中国RoHS 4種類のフタル酸エステル類化合物がGB/T 26572-2011に追加

 2024年6月29日、中国国家市場監督管理総局(SAMR)と国家標準化委員会(SAC)は、「109件の国家標準と4件の国家標準修正票の公布について(2024年第14号公告)」を公布しました。「4件の国家標準修正票」内の一つは推薦性国家標準である「GB/T 26572-2011 電器電子製品における規制物質の規制量要求」の第1次修正票です。

 今回の修正は主に4種類のフタル酸エステル類化合物を管理対象物質に追加することを目的としています。修正の発効日は2026年1月1日と定められています。

 今まで、中国RoHS 2とも呼ばれる「電器電子製品有害物質制限使用管理弁法(MIIT第32号令)」に明記されている管理対象物質は下記の六種類に止まっていました。

  • 鉛(Ld)及びその化合物

  • 水銀(Hg)及びその化合物

  • カドミウム(Cd)及びその化合物

  • 六価クロム(chromium VI)及びその化合物

  • ポリ臭化ビフェニル(PBB)

  • ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)

 今回の修正票により、主に可塑剤として使われてきた4種類のフタル酸エステル類化合物が新たに追加され、対応する濃度限界も以下のように規定されています。(注:MIIT第32号令は前述した6種類の管理対象物質を指定していますが、「国が規定するその他の有害物質」という下位法規制による指定も可能にしています。

物質名濃度限界
DEHP フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)≤ 0.1%
BBP フタル酸ブチルベンジル≤ 0.1%
DBP フタル酸ジブチル≤ 0.1%
DIBP フタル酸ジイソブチル≤ 0.1%

それ以外の修正は以下となります。

  • 「2 規範性引用文書」:従来の「GB/T 26125-2011 電子電気製品 6種類使用制限物質の測定」から「GB/T 39560(全部) 電子電気製品中ある物質の測定」及び「GB/T 39560.701 電子電気製品中ある物質の測定 第7-1部分:六価クロム 比色法により金属上の無色と有色腐食防止層中の六価クロムの測定」に変更;

  • 「5.2 使用制限物質の含有量測定方法」:製品及び製品から分解された測定ユニットに対して、「GB/T 39560(全部)」に記載されている測定方法により測定されることに変更;

  • 「6 適合性判定規則」の表2の注a:六価クロムはGB/T 39560.701が規定される方法により、測定結果が陰性と判断されることに変更。

杜業翔(ト ギョウショウ)
法規制コンサルタント/Chemlinked Japan編集
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